第10回中国神経病理学会総会学術研究会・黄克維教授 生誕100年記念会

この度、中国神経病理学会の主催で、第10回中国神経病理学会総会学術研究会・黄克維教授生誕100年記念会が、2007年10月20日~21日の2日間、北京にて開催されました。北京は一年中最も魅力的なシーズンー秋であり、全国および世界からこられた神経病理学分野の専門家、医師および若者たちおおよそ200名を迎えいれました。ちょうど今年はわが国神経病理学の基盤を創り上げた黄克維教授の生誕100周年でもあり、その記念会もあわせ開催されました。

本学会では、最近数年において中国の神経病理領域、特に組織病理学及び分子病理学分野における最新な研究成果を中心に紹介しました。7題のシンポジュウムはてんかんの外科病理、tumor stem cells、筋病理における免疫組織化学方法およびMELASなどを取り上げました。また150近くの一般演題も多くの方方のご協力で応募いただき、若い人たちを暖かく迎え入れました。さらに、日本(橋詰 良夫先生、小柳 清光先生、若林 孝一先生)、オランダ(Dr. JM Kros)、ドイツ(Dr. HP Schimitt)及びイギリス(Dr. JAR Nicoll)から国際的に著名な神経病理学者をお招き、神経病理学の最新の発展について講演していただきました。

今回の学術研究会で特筆すべきは、ポスターセッション(標本供覧形式の症例検討)が本学会で初めて試みたことです。生検例と剖検例あわせ17例の稀なあるいは疑難症例が展示され、ホットな討論となりました。

本学術研究会は、我が国の神経病理学者のみならず、神経内科医、神経外科医と神経病理医及び医学生が互いに勉強と交流の場となり、そして神経病理知識の普及および神経病理学のさらなる発展を推進する盛大なる会になったと思います。

 

首都医科大学宣武医院病理科(日本神経病理学会広報委員)朴 月善